仕事で数字を使うのって
難しいよね。何かわかりやすく
教えてくれるような本ないかな?
それならこの本がおすすめですよ。
簡潔で分かりやすい言葉を選んで
説明してくれてます。
なぜか仕事がうまくいかず悩んでしまった事ないですか?
そんな時に大切な事は数字を意識することです。
実はそんな悩みを解決するのにぴったりの本があります。
安藤広大さんの書かれた「数値化の鬼」という本です。
なんだか強烈なタイトルですが中身はとんでもなく読みやすくて頭に入ってくる話ばかりです。
仕事が出来る人の共通点は数字の大切さを知っている事です。
この記事はこんな人におすすめです。
- 仕事を数値でとらえるのが苦手
- 数値に基づいて行動するのが苦手
この記事を読めば数字に対するとらえ方が変わり仕事でいかすことが出来るようになります。
それでは私が気になった点をまとめてみましたのでよろしくお願いします。
PDCAでサイクルを回そう
数値化するにあたってまず大切な事はPDCAを考えるという事です。
PDCAは社会人なら誰もが一度考えた事があると思うのですが念のためおさらいしておきます。
P(計画)D(行動)C(評価)A(改善)となります。
つまり計画を立て行動して見直して改善してを繰り返していくことです。
この中でも特に大切なものがP(計画)とD(行動)になります。
当然ここがないと何も始まりません。
それではその2つについてそれぞれ解説していきます。
P 計画はすみやかに細分化しよう
旅行でもなんでもそうなんですが、計画を考える時って楽しいんですよ。
それは仕事に関しても基本同じでついつい時間がかかってしまいます。
そこでまずは時間を区切って考えるようにしましょう。
そしてここが重要なんですが、小さく小さく細分化していきましょう。
例えば一年の契約件数の目標が120件だとしたら月に直すと10件になります。
さらにそれを週に直すと2~3件になります。
こうやって小さな目標から考えることが数値化につながります。
D 行動量が増えれば結果がともなう
PDCAを回すうえでもっとも大切な事が「D」の「行動」になります。
すなわち行動量が結果につながると言っていいでしょう。
ここでの行動量をどう考えるかというと、先ほどのPが重要になってきます。
先ほどの例でいえば週に2~3件の成約が必要です。
ではその2~3件をとるためにどう行動するのかという事が大切です。
「アポイントを1日に5件とる」「DMを毎日10件送る」のような具体的な行動をおこさなければいけません。
そしてその行動の結果がどうだったかで「C」「A」へと移行していきます。
数字の罠に気を付けよう
先ほどのPDCAを回して数値化するというお話ですが、実はその中でも気をつけないといけないことがいくつかあります。
実は数字には罠がかくれているのです。
その中でも私が特に重要だと思ったことを2つご紹介させていただきます。
確率は分母を確認する
数字はとても大切で自分に真実を教えてくれるものです。
ただその中でもある部分を巧みに利用することが出来ます。
それが「確率」という考え方です。
達成率や成功率といういわゆる「%」の考え方です。
この考えにとらわれすぎると非常に危険な状態に陥ってしまいます。
どういうことかご説明します。例えばノルマ達成率80%の人と60%の営業マンがいたとします。
普通前者の80%の方がすごいと思いますよね。実はこれが誤解の始まりです。
例えば達成率80%の人は10件アタックして8件成約をとってきたとします。
もう一方の60%の人は50件アタックして30件の成約を取りました。
さてどうでしょう?どちらが会社にとって重要かは一目瞭然ですよね。
8件と30件じゃ成果3倍以上の差がつきます。
平均には気を付けよう
もう一つ数字で気を付けないといけない事があります。
それは「平均」という言葉です。
よく平均より上か下かという話がありますが、これもまず疑ってかかる必要があります。
ご説明しますね。例えば売上が、関東の支店1000万、東北の支店200万、関西の支店600万だったとしましょう。
これ平均が600万になるんですが、関西は600万で平均超えてるから安心していいんでしょうか?
だって人口を考えるともっと上がってもいいんじゃないでしょうか?
また東北は平均より低いから駄目なんでしょうか?
そもそも人口密度や競合の数など様々な要素が絡んできます。
「平均」には使える場合とそうじゃない場合があることを覚えておきましょう。
変数を意識しよう
仕事の出来る人に共通する数値化の技術なんですが、もう一つ着目点があります。
それは「変数を意識する」という事です。
もっとわかりやすく言えば「変えられるもの」と「変えられないもの」を見分けるという事です。
アドラー心理学の「自分の課題」と「他人の課題」という考え方に近いものがあります。
例えば15分のプレゼンの機会があったとします。
資料を作ることとプレゼンのストーリーを話す練習をすることのどちらに時間をかけるかという事です。
この場合「資料作り」を完璧に仕上げるよりも「プレゼン」を仕上げることに時間を使うべきです。
だって15分じゃどんなに資料作っても全部説明出来ませんよね。
だったら「プレゼン」で印象に残る話を仕込んだ方がいいと思います。
したがってここでは「プレゼン」の精度が変数になります。
よしろぐ的考察
数値化することで一つコミニケーションが円滑にすすむ事があります。
それは「数値化することで誤解がなくなる」という事です。
たとえば「たくさん買った」では人によって解釈が異なり後々誤解をまねく可能性があります。
ところが「10個買った」と言えば「10個」という事実は誰が解釈しても「10個」にしかなりません。
事実のみが伝わるので誤解は起きなくなります。
このことからも積極的に数字を使うことはとてもいいことだなと思いました。
まとめ
数字を正しく理解する事は仕事で成功することといってもいいくらい大切な事です。
この本ではその数字の正しい使い方を教えてくれます。
表紙の印象と違い本当に読みやすい本なので是非読んでみてください。
本当に自分の仕事のレベルが1つあがりますよ。
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