小説名作ランキング!2024年下半期に読んだベスト10を発表!

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書籍の魅力ってほんと尽きることないですよね。

この半年間も私は本屋さんや図書館でたくさんの小説に出会って熱心に読んできました。

過去の作品から今期のものまで幅広いジャンルの作品を読むことが出来て、読書好きとしてこの半年間も楽しませてもらいました。

ここで2024年下半期に私が出会って心に残った小説ランキングベスト10をご紹介したいと思います。

ハートフルな作品から人間ドラマ、ミステリリー、SF小説、幅広いジャンルの作品をご紹介します。

読書初心者の方から読書をこよなく愛するベテランの方まで、皆さまの新たな一冊の発見につながればと思います。

あなたのお気に入りの作品はランキングに入ってますでしょうか?

それでは宜しくお願い致します。

2024下半期小説ランキングベスト10はこれ!

それではご紹介させていただきます。

こちらは私が2024年下半期に読んだ小説の中でのランキングなので、決して2024年に発売されたものではありません。

どうかご了承ください。

それでは楽しんでいきましょう!

俺たちの箱根駅伝

池井戸潤の独特の人間ドラマ&熱いストーリーが魅力の1冊です。主人公は古豪の名門大学陸上部の青葉隼人という学生。上巻では予選会へ挑み、さらには学生連合の一員として箱根駅伝へ挑んでいく様子が描かれています。その一方で箱根駅伝を中継するテレビマンの苦悩も表現されています。本当に良いものを撮りたいが社内政治に巻き込まれて思うようにいかず。そんな中、上巻ではどこかばらばらだった学生連合チームが徐々に1つにまとまっていく様子がうつされ勝負の下巻へと走っていきます。学生連合チームは果たして何位でフィニッシュ出来るのか、各ランナーの好不調も描かれ、抜きつ抜かれつの手に汗握る描写にぐいぐい引き込まれて気が付けば深夜まで…。なんて状態でした。途中誰も注目してなかったはずの学生連合1人1人の個性や生い立ちなんかも説明される部分もあってどんどん感情移入されていきます。テレビ局サイドの話と同時並行で進んでいくので自分たちの知らない箱根駅伝の裏側の部分も知ることが出来るのがなお良いです。完成された作品で文句なしで2024下半期の第1位に選ばせてもらいました。

世界でいちばん透きとおった物語

読み終えてその独特のトリックに気づいた瞬間の気持ちは「なんてえげつないことを!!」でした。電子書籍化不可の謳い文句は決して大げさな話ではなく、どう考えても電子書籍でこの衝撃を伝えるのは不可能だろうって思います。予測不可能な衝撃ラスト!まさにその通りで過去に見ない内容で、2024年下半期2位にランクインさせてもらいました。物語は大御所ミステリー作家が病死するところから始まり、そしてその不倫相手の子供が主人公となります。1度も会ったことのない父親が死ぬ前に「世界でいちばん透きとおった物語」という遺作を残していたらしくその原稿を探すべく業界関係者や父親の知り合いをあたっていき、徐々に父親の複雑な人間模様を知っていくことになります。そしてそんな中で何者かの妨害まで始まり、やがて「世界でいちばん透きとおった物語」に隠された真実にたどり着くことになります。その真実がやばすぎました。是非読んで欲しい1冊です。

爆弾

スズキタゴサク。一度聞いたら絶対に忘れないこの名前から日本が、機能停止になってもおかしくないとんでもない大事件がおこります。タイトルの「爆弾」の通り東京都内のいたるところで爆発が起きて多くの犠牲者を生むことになります。物語はささいな傷害事件で逮捕された中年男性がスズキタゴサクと名乗るところから始まります。そこから爆破予告と、警察との爆弾の設置場所のヒントのやりとりが謎解きのごとく展開していきます。私では解読不可能なやや難解なヒントながら警察の力をもってひとつひとつ解明していくのですが、間に合わず。登場人物もすべて個性があり人間味のある者ばかりで好感を持てます。特に難しいヒントから答えを導いていく類家と、人をくったような態度のスズキタゴサクとのやりとりはなかなかの見ものではにでしょうか?こちらは次回作もあるので楽しみです。

羊と鋼の森

4位 ピアノの調律に魅せられた一人の青年が成長していく温かいストーリー。「才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ」と。ほんとにその通りだと思いました。ピアノの調律師はコンサートチューナーを目指すものらしいけど主人公の青年は家庭のピアノを調律することで様々なことに気づくことが出来ることを知る。言葉で伝えるのが難しいんだけど、音を聞いて感じて成長していく姿をみて自分自身も優しい気持ちになってしまうような文章。小説でピアノの本当の姿をこれほどうまく表現できるのはなぜだろうかと思ってしまいます。何故か心をつかむ不思議な1冊です。

優しい死神の飼い方

5位 読み始めたらすぐに分かるのですが、物語の舞台がホスピスということもあって主たる登場人物がみんな数か月後に死期を迎えることになります。死ぬ事が決まってるメンバーのお話ということで心が痛むのですが、主人公のゴールデンレトリバーの姿を借りた死神(とは言っても大鎌を持ったあんなイメージではなく)が未練を残したまま死んでいく人達を1人1人解決していくお話です。ただ、そこから謎が浮かび上がり丘の上のホスピスの秘密を狙う悪者に全員で戦い、そして全員の過去が明かされて何かでつなっがっていくミステリーです。レオと奈穂の関係がとても可愛くて切なくてついつい夢中で読んでしまいました。心温まるハートフルミステリーなんだけどやっぱり切ないです。

闇祓

6位 あいつらが来ると、人が死ぬ。このゾワっとするキャッチコピーがまさに当てはまる内容でした。転校生の白石要の話から始まってすべての章で徐々に距離がつまっていく感じ。読みながらダメダメ、その話にのっちゃダメって思わず言ってしまいます。家にまで一緒にはダメ。とか言葉に出そうになりました。怖いのはお化けとか幽霊のたぐいのホラーではなくて自分たちの日常に気が付けば潜んでいそうな話ばっかりということです。何かおかしいな、ちょっといつもと違うなっていう違和感が知らないうちに大きくなっていって、そしてもうのがれられなくて死を迎えてしまう感じ。もしそれがご近所さんだったら。もしクラスメイトだったら。もし仕事仲間だったら。果たして自分はそれに気づいて逃げ切ることが出来るんだろうかって思ってしまう。そんなファミリーが自分の近くにもいるかもって思うと怖すぎる。ハラハラドキドキしながら読んだ傑作品でした。人を補充しながら家族を形成していくとか怖すぎて。

誘拐ジャパン

7位 横関さんらしい痛快なストーリー。ちょっと評価分かれそうだけど自分は、作者らしさがあって好きです。わけが分からぬまま総理の孫の誘拐犯になってしまうなんてストーリー誰が思いつくんでしょう。しかも要求が身代金ではなくて「子供出産で1人1000万」「国会議員の報酬50%カット」「一府十二省庁のうち内閣府と警察庁以外の十一の省を東京以外に移転」だからね。その後ドラフトで財務省が鳥取県とか面白くて。ただ面白いだけじゃなくて現代に対する風刺もしっかり入っていて見方を変えれば日本がこのままでいいのかという警笛にもとらえる事が出来ます。キャラクターもしっかり立っててみんな個性があって面白い。しいて言うならいくら総理の孫で英才教育受けてるからってちょっと大人びすぎじゃない?とは思いました。でもこの子が実はね。。。黒幕が分かってあ~って思ったんだけどそこからさらにもう1展開あってそれは分からなかった。最後まで楽しませてくれました。

この嘘がばれないうちに

8位 前作の「コーヒーが冷めないうちに」から7年後の設定のお話です。前作はもう涙なしで読むことが出来ずに電車の中でひたすら我慢しながら読みましたが続編の本作品は泣けてしまうのはもちろんですが、前回は分からなかった謎が少しずつ解明されていきます。白いワンピースの幽霊の女性のことや過去に戻れるコーヒーは誰が入れるのかなど…。そしてこの物語の主人公である数が抱えている過去も。。。路地裏の地下にある喫茶店「フニクリフニクラ」ではある座席で決まったルールの中で自分の戻りたい過去に戻ることが出来ます。様々な人たちがこの噂を聞きつけてやってきます。「この嘘がばれないうちに」では4つのお話があります。1つめのタイトルは「親友」2つ目は「親子」3つ目は「恋人」そして最後4つ目は「夫婦」です。相手を思うゆえの嘘と悲しみと憤りの無い思いが涙をさそってきます。

復讐の泥沼

9位 タイトルの通り本当に泥沼です。こんなにドロドロドロドロ見たことないくらい複雑に絡み合った泥沼状態で怒涛の面白さでした。カフェで崩落事故にあって恋人が死にそうになっている時に気づいたにも関わらず逃げるように去っていった男二人に主人公の日羽光は復讐を誓う!って単純な話じゃなかったんですよね。もうすっかり騙されてしまいました。一人一人と順番に人が死んでいって最後にたどり着いた相手、恋人を見殺しにした薬師との対面の場面もまた薬師の異常さが際立ってました。そして彼女の真の目的を知った時は血の気が引く思いでした。底なしの泥沼サイコパス状態でした。なんと言ったらいいのかもはや良い言葉が見つからないですがあえて言うなら「ぶっとんだイヤミス」か。イヤミスなのにテンポが良くて読みやすく分かりやすく爽やかにさえ思えてくる。意味が分からずもはや自分にはちゃんと伝える事の出来ない面白さです。

少女には向かない完全犯罪

10位 完全犯罪の請負人という特殊な職業の黒羽がビルの屋上から突き落とされて重体で病院に運ばれるとなんと魂が体から抜け出してしまうんです。そして黒羽は自分を突き落とした犯人を捜そうとするのですが、なんせ幽体のような身体で何もすることが出来ません。そこで出会ったのが唯一幽体を見ることが出来てさらに会話も出来る能力をもった今回黒羽のパートナーとなる小学生音葉でした。音葉は何者かに両親を殺害されておりこの二人が組めばお互いの犯人を見つけることが出来るのではないかというところからストーリーが進んでいきます。ちょっと特殊なミステリーだったのですが、二人の掛け合いや信頼感がとても面白くもあり、興味深くもあります。この二人のコンビで一つ一つ謎を解明していくのですが、この物語の面白いところは次々に新しい謎が出てくるところで、さぁ犯人はコイツだって展開から何回もひっくり返されます。こんなにどんでん返されるのもなかなかありません。見事に読み手の想像を裏切ってくれる面白さがありました。

是非読んで欲しい1冊

2024年もたくさんの小説を読んできました。

小説だけで約30冊でその他自己啓発本や経済に関する本やスポーツ選手の書いた本などあわあせて半年間で約50冊くらいです。

会社員で普通に仕事してる中じゃずいぶん読めた方じゃないかな~って思っています。

その中の小説だけに焦点をあてて発表させてもらったのですが(そもそも他のジャンルが多くて5冊くらいなのでランキングも出来ないんですが)この中で1冊読んでほしいな~っていうのをあげるなら「世界でいちばん透きとおった物語」です。

世界でいちばん透きとおった物語は杉井光さんの作品です。

基本は亡くなった一度も会ったたことの無い実の父親の遺稿を探すという話です。

小説としてほんとに良く出来てるなぁ~て面白く読んでたらびっくりの仕掛けがあって二度楽しむ事が出来ます。

こんなの経験したことも無いし今後も経験することないだろうなって感じです。

これ以上はネタバレになるので書きたくても書けないんですが、これは是非自分で経験してほしいなって思います。

まとめ

今回は2024年下半期に読んだランキングベスト10を発表させてもらいました。

私がこの半年間に読んだ本の中からの厳選なのですが、気になる作品はありましたでしょうか?

この記事を読んで皆さんが本を選ぶ参考になれば良いなと思っています。

読書は通勤時間や就寝前など隙間時間を使って1人でも楽しめる趣味で、さらに教養にもなる素晴らしいものだと思っています。

みなさんも一緒に読書を楽しみましょう。


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