最近よく耳にするんだけど、行動経済学って知ってますか?
確か人間の無意識の行動を考えるものですよね?
興味あるならこの本読んでみてください。
ここのところ行動経済学って言葉耳にしませんか?
比較的最近注目されるようになった言葉なんですが、これからの時代この「行動経済学」がとても役にたつようになってきます。
なぜなら人間は常に合理的に判断行動出来るわけではないからです。
今回は池上彰さん監修の「行動経済学入門」という本をご紹介させていただきます。
行動経済学を学べば人がなぜその行動をするのかを理解することが出来ます。
この記事を読むと人間の行動心理を学ぶきっかけになり様々なビジネスシーンに活用出来るようになります。
結論は「マーケティング」を学ぶことが出来ます。
行動経済学って何だろう?
人間の行動って常に合理的な判断が出来るわけではありません。
そこに心の動きや感情が入ってきて判断します。
分かりやすい例でいえばギャンブルなんかそうですよね。
ここでやめればいいてわかっているのにやめれない。
これも合理的な判断が出来ていません。
またブランドのバッグなんかも同じだと思います。
同じ品質でブランドロゴがあるかないかでお値段が全然違ってきます。
分かっているのにブランドを選んでしまいます。
こういった人間の心理をうまくとらえる事が出来ればマーケティングにも活用することが出来ます。
行動経済学をいかしたおすすめ戦略
それではいくつか行動経済学を利用したビジネス戦略をご紹介したいと思います。
少しのお値段の差で!
今では当たり前になっていますが店頭での価格が980円や1980円など切りのよい価格から数十円引かれたものを目にすると思います。
これも行動経済学からきたものです。
桁が1つ下がったりおつりがくることで人は安いと感じて購入してしまいます。
マーケティング活動として昔からある方法ですね。
POPの利用で心をつかむ
古くからある手法なんですが、POPに「当店人気ナンバー1」と書かれていたら気になりませんか?
これは同調効果をうまく利用した手法です。
みんなが使ってる商品なら自分も使ってみようという心理です。
最近だと「SNSで話題の商品!」なんて書かれてたらちょっと調べてみちゃうかもです。
限定商品に目がない
これはほんとうにやられちゃいます。
期間限定や数量限定などのこのチャンスを逃してしまうと損しますよという訴えに人は本当に弱いです。
人間は得をした喜びよりも損をした時のショックの方が大きいと言われています。
そんな心理をうまく活用した方法だと思います。
ナッジ理論とは
ナッジとは「そっと肘でつつく」という意味です。
私はあまり聞いた事なかった言葉なんですが、行動経済学を考える上で一番重要な言葉じゃないかなと思いました。
どういう事かと言うと、自分の意思で判断しているのですが実はうまく誘導されているのです。
よりわかりやすく説明するためにいくつか例をあげてみます。
階段に描かれたピアノ
エスカレーターの横に階段がある場面よく見かけます。
でもほとんどの人はエスカレーターを利用しますよね。
海外での話ですが、階段の側面にピアノの絵を書いて実際に踏むと音が出るようにしたそうです。
すると階段を利用する人が60%も増えたみたいです。
健康作りの一環になるように階段の利用率をあげるための実験でした。
マークで誘導
レジの前やコーヒーショップの受け渡しの前などに足のマークがあるのを見た事ないですか?
あれがあるときっちり間隔をあけて並んでしまいますよよね。
あれもナッジによるものです。
また海外では男性の小便器に小さなハエや的のマークをつけたところ年間の清掃費が8割も減りました。
「トイレは清潔に」という張り紙を出すよりよっぽど効果があったそうです。
よしろぐ的ポイント
行動経済学というよりこれはもはや心理学と言っていいんじゃないかなと思っています。
命令やお願いをするより自然と人が行動すように上手に促しています。
よくよく思えばコマーシャルやキャッチコピーですごいって思わせる事ってありますよね。
思わず欲しくなってしまうのは「行動経済学」からくるものだったんですね。
マーケティング手法としてよく考えられてるなって感心しました。
この行動経済学は個人的にも勉強して仕事に役立てていきたいなと思います。
まとめ
人って自分で考えているようで実は他からの影響を大きく受けて判断してしまってる部分がありますね。
ただこれを知ってるのと知らないので自分の判断がずいぶんと変わってくると思います。
例えば買い物をする時など本当に自分が欲しいものなのかどうかを判断する時に「行動経済学」を思い出すと無駄な買い物をしていないか考える事が出来そうです。
これからは「限定」という言葉には注意していこうと思いました。
とってもためになる本なので是非一度読んでみてください。
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