タイガースファンのみなさん、いよいよこの日がやってきました!
前回の2005年のアレからはや18年が経ちました。
あの時現役で戦っていた戦士たちはもうみんな引退してしまって誰もいなくなってしまっています。
しかし当時監督だった岡田さんが戻ってきてチームを立て直し優勝へと導いてくれました。
今回はなぜ去年と戦力がほとんど変わっていない状況でここまで圧倒的な差をつけて優勝出来たのかを2つのポイントにしぼって解説してみます!
もちろん2つだけじゃなくていっぱいあります。けれど野球初心者の方でもわかるように今回はあえて2だけにしてみました。
この記事を読めば、あまり野球に詳しくない方でもなぜ今年阪神タイガースが強かったのかがピンポイントでわかります。
是非最後までよろしくお願いします。
タイガース投手力と四球
今年のタイガースの強さの結論を言うと「投手の起用法」と「四球の多さ」になります。
それではそれぞれ解説していきます。
投手の起用法
岡田監督の投手起用と言えば「いいピッチャーを惜しげなくつぎ込む」というイメージをもっていました。
前回監督時は特にリリーフピッチャーへの負担が大きくて例えば「藤川球児選手の10連投」や「久保田選手の年間90試合登板」など鬼のような投手起用のイメージがありました。
ところが今回は投手起用を見事に分担させています。
積極的休養の名目で抹消したり調子の悪い選手はしばらく間隔をあけたりと、以前の投手起用方からは考えられない対策をとっています。
これは岡田監督が解説者として野球を俯瞰して見れた事が大きいんじゃないかなと思います。
見事にアップデートして戻ってきてくれました。
先発投手にしてもエース格の西勇選手と青柳選手が絶不調で二軍調整の中大竹選手と村上選手の新戦力でまかなっています。
才木選手にしたって怪我もあったしそんなに年間でローテーション回せるような実績のある投手ではないのでほぼ新戦力に近いところもあるんじゃないでしょうか?
富田選手やビーズリーも先発で使っており、急場に対応出来るようにあらかじめの準備が素晴らしいと思います。
岡田監督は常々「勝負は9月」「9月に勝てるチームが優勝出来る」といってました。
強みである投手力を9月で最大限にいかすためには他のチームの投手が疲れてくるのを見越して分散して休みを与えて万全の体制を整えていたという事です。
出塁への意識改革
今年は四球の査定をアップさせるように球団にお願いしたと言っていましたね。
タイガーズはもともと投手力は12球団で1番と言っていいくらいの戦力をここ何年か維持しています。
それなのに何故ずっと優勝出来ないのか。
それは打撃力があまりに弱いからです。
ホームランや打率など毎年リーグ最下位を争っており、すぐに改善出来るものではないことを岡田監督も十分に理解していたのではないでしょうか?
そこで岡田監督が目をつけたのは四球を選んで出塁率をあげることだと思うんです。
タイガースの場合早打ちの選手が非常に多くボールスイング率が高くなってしまう傾向にあります。
難しいボールに手をだして空振りしたりファールでカウントが悪くなって結局追い込まれて自分のスイングが出来ずに凡退していく場面を何度もみてきました。
「追い込まれるまでは自分の待っている球だけを狙っていく」という事を徹底させることにより結果ボール球に手を出さなくなって四球が増えるということになっています。
9月14日の時点で四球数452、出塁率324は12球団ナンバー1です。
ちなみに去年は全試合終えた時点で四球数358で8位、出塁率301は9位です。
また四球で出塁することの副産物として相手投手の球数が増えていくということもあります。
今年のチーム成績に関して、実はこっち方が貢献が大きいんじゃないかとひそかに思っています。
投手戦になった試合をみてると同じスコアレスでも相手ピッチャーの球数が妙に多いなって感じる事が多いんです。
そして後半相手投手が疲れてきたところを攻略していくパターンを何度も見せてもらいました。
一方で初球からボールを振らずに見ていくという事は必然的に追い込まれてしまう事も多くなります。
その結果今年は三振の数が1041と実は12球団で1番多くなっています。
これは仕方ない部分なのかなとは思いますが、出来れば来年はパワーアップして改善してほしい項目ではあります。
まとめ
今回は今年のタイガースの強さをたった2つに極限まで絞ってわかりやすくご紹介させていただきました。
でも本当は去年と違ったところがもっともっとたくさんあるんです。
細かいところまではシーズンが終わってから次回またご紹介させていただきます。
去年の成績に関しての記事もありますので是非参考にしてください。
クライマックスシリーズと日本シリーズもあるのでまだまだ応援していきましょう。
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