2022年阪神タイガース総括!ウイークポイント編!(後編)

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さて前回に引き続き今回も阪神タイガース2022年度の総括をしていきたいと思います。

前回のストロングポイントいかがでしたでしょうか?

今回は逆にウイークポイントを洗い出してみたいと思います。

この記事を読むと阪神タイガースの現在の課題がわかります。

是非一緒にみていきましょう。

ウイークポイント

それでは2022年度のウイークポイントです。

それはもちろん守備力と打撃力です!

それではそれぞれ見ていきたいと思います。

5年連続エラー数ワースト1の守備力

まずは守備の指標をみてみましょう。

守備率と失策数と捕逸のデータになります。

  1. 横浜   .988率 64失策 7捕逸
  2. 中日   .988率 66失策 5捕逸
  3. ヤクルト .987率 69失策 5捕逸
  4. 広島   .986率 73失策 8捕逸
  5. 巨人   .985率 82失策 8捕逸
  6. 阪神   .984率 86失策 3捕逸

エラー数に関しては2018年度より5年連続でリーグワーストです。

2022年に限らずずっと改善されていない状態です。

守備率もリーグ最下位です。もう最重要課題と言っていいですね。

捕逸に関しては優秀な結果だと思います。

投手陣だけではなくバッテリーで優秀な数値をだしていますね。

次はポジション別の失策数です。

  • 投手    15
  • 捕手     2
  • ファースト  9
  • セカンド  11
  • サード   15
  • ショート  21
  • 外野手   13

ショートががちょっと多いですね。

ポジション的に多くなるのも分かります。

土のグランドで難しいのも分かります。

でもセカンドと比べて倍近いのはどうかと思いました。

守備に関しては2つ思う事があります。

1つは先述したように甲子園が土のグランドであること。

これはどうしようもありません。練習するしかありません。

もう一つは守備位置が固定されていないことです。

これに関してはいろんな人が指摘していますが私もその通りだと思います。

少なくとも主力選手は固定して使うべきでしょう。

来期に関しては外国人の兼ね合いによって、佐藤サード大山ファースト、もしくは佐藤ライト大山サードのどちらかで固定してほしいです。

固定することによっておのずとバッティングにも好影響が出てくるのではないでしょうか?

また参考までですが、守備の評価指標としてUZR1000というものがあります。

詳しくは割愛しますがざっくり言うと、守備範囲、失策、併殺、送球からなる指標です。

  1. ヤクルト 0.9
  2. 中日   0.6
  3. 巨人  ー1.4
  4. 横浜  ー1.8
  5. 広島  ー1.8
  6. 阪神  ー2.1

平均的な野手が守る場合に比べてどれだけ失点を防いだかという守備の指標になります。

少し専門的でわかりにくいのですが0が平均と思ってもらう程度でぼんやりと見てもらえれば。

単純にタイガースに関してはセリーグ最下位の成績です。

指標はないですが特にファースト、セカンド、レフトはひどい数値です。

セカンドに至っては12球団断トツのワーストになります。

個人的には基本ポジションは固定にしてセカンドと外野一角をポジション争いにあててほしいと思います。

ショートに関しては中野はよく頑張ってると思うのですがもう一つ上を目指してほしいです。

なので完全に固定にせず時々他の野手にもチャンスを与えて競争してほしいと思います。

低調な打撃陣

はっきり言って今期の順位は野手陣の責任だと思います。

様々な数値からもそれが表れていますのでまずはデータを見ていきたいと思います。

打率と得点圏打率と打点のデータをみてみましょう。

  1. 広島   .257率 .288得点圏率  524点 
  2. 横浜   .251率 .242得点圏率  477点
  3. ヤクルト .250率 .253得点圏率  606点
  4. 中日   .247率 .237得点圏率  397点
  5. 阪神   .243率 .241得点圏率  462点
  6. 巨人   .242率 .244得点圏率  533点

打率、得点圏打率、打点すべてリーグ5位の結果です。

ヒットが出ない、ランナーがいる時に打てない、点が入らないという状態です。

この状況では投手がどれだけおさえても勝てないですよね。

さらにもう一つ本塁打数と2塁打数を出してみます。

  1. 広島    91本塁打 200二塁打
  2. 横浜   117本塁打 228二塁打
  3. ヤクルト 174本塁打 210二塁打
  4. 中日    62本塁打 208二塁打
  5. 阪神    84本塁打 152二塁打
  6. 巨人   163本塁打 199二塁打

本塁打はリーグ5位の結果です。驚いたのは2塁打の少なさです。

他チームと比べて圧倒的に少なすぎます。

甲子園で戦っている以上本塁打は少ないのは理解できます。

特に今年は外国人が機能しなかったので仕方ありません。

ですが広い甲子園では2塁打を増やすなど一つ先の塁を奪っていく戦いをしていかなくてはならないんじゃないでしょうか?

チームとしてどういう戦い方を目指すのかが意思疎通出来なかったことがうかがえます。

よしろぐ的考察

もう一つ今年の阪神の特徴を表す数値があります。各チームの得点と失点の差をみてみたいと思います。

  1. 広島   552得点 544失点 +8点
  2. 横浜   497得点 534失点 ー37
  3. ヤクルト 619得点 566失点 +53
  4. 中日   414得点 495失点 ー81
  5. 阪神   489得点 428失点 +61
  6. 巨人   548得点 589失点 ー41

驚くべき事にタイガースは得失点差ではリーグナンバー1なんです。

なのになぜ負け越しで3位なのかというと結局接戦で味方の援護なく負けてしまう事が多いということです。

救援投手は最高の数値をたたき出しているのでこれは野手陣の不甲斐なさによるところが大きいです。

しかもこのチームなら投手中心で守りの野球を目指すべきなのに守備が弱いというなんとも難しい状態だったと思います。

野手陣が1点でも多くとる野球が出来ていれば優勝も可能だったんだなと思います。

まとめ

2022年の阪神タイガースの結果を数値でひも解くとわかることがあります。

  • 投手中心で少ない得点を守り抜く野球を目指していれば優勝も出来たかもしれないのに守備が緩すぎる。
  • 足をいかした1点をとる野球を目指せば優勝出来たもしれないのに1点を取りに行く野球が出来てない。

いまの戦力から目指すべき野球があるにもかかわらず選手、監督、コーチなど全員で同じ方向へむいていないように思えます。

せっかく投手が失点を防いでいるんですがそれ以上に点が取れていない状況がわかります。

来期、今の戦力からいきなり大きな上積みは期待できないと思うので、まずは投手を中心とした守りの野球を極めつつ相手より1点多くとる野球を目指してほしいと思います。

岡田さん応援しています!来期はリーグ優勝宜しくお願い致します。!

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