仕事で人と関わるのがしんどくて心に余裕がもてない。
会社に性格があわない人がいて毎日ストレスを感じている。
失敗ばかり続いてどう立ち直ったらいいかわからない。
そんな悩みを抱えている方に是非手に取ってほしい一冊が「反応しない練習」という本です。
これは現役の僧侶である草薙龍瞬さんという方が書かれた本でブッダの教えを元にしています。
ブッダの教えと聞くと何やら怪しげなスピリチュアル的なものを想像してしまうかもですが、全然そんな事はありません。
むしろとても実用的で合理的な考え方です。
2500年以上前の考え方が今の現代でも通用し、宗教的な考え方とは違う本当に合理的なものになっています。
今回はこの本の中で私が心に残った個所を自分の考えも踏まえながら、厳選して2か所ご紹介させていただきます。
無駄な反応をしなくていい
まず一つ目ですが、この本のタイトルにもありますが「無駄な反応をしない」という事です。
これどういう事かというと、例えば朝に通勤ラッシュにいらいらと「反応」してしまう。
誰かの悪口につい落ち込んでしまう「反応」とか。
どうせ自分なんてとか出来るわけないという「反応」とか。
無駄な反応は心を乱します。
そういう「反応」が出たらすぐにリセットする事です。
「反応」してしまった時は自分の心の状態を言葉で確認しましょう。
「私はいまいらいらしている」「私はいま混乱している」という風に。
今の状態を言葉で確認出来たら次第に反応から抜け出すことが出来ます。
そして大切なことは悩みを無理に無くさなくていいという事です。
言葉に出して自分自身で理解するようにしていきましょう。
無駄な判断をしなくてもいい
そしてもう一つは無駄な判断をする必要はないという事です。
人が生きていく上で本当に判断しなきゃいけない事なんて数えるほどしかないんだと思いましょう。
判断や決めつけはただの思い込みにすぎません。
「どうせ自分なんて」って自虐的に判断しなくてもいいんです。
無駄な判断は心を重たくしてしまいます。
「あの人はいい人だ」「好きだとか嫌いだ」とか本当に判断する必要はない事なんです。
つい判断してしまった時はやはり「自分は判断してしまった」と言葉にするといいでしょう。
そして大切なことはどんな時も自分を否定しないという事です。
まとめ
実は私も以前会社の人間関係に悩まされて会社へ行くことが嫌になったことがあります。
その時はたまたま社内で異動や組織変更があって悩みも解消されていきました。
あの時は本当に辛かったのですが、もしこの本に出合えていたらもっと前向きで合理的な考えを持つことができたのになと思いました。
悩みは無くさなくていい。悩みは抗うから深くなるもので、受け入れると悩みは悩みでは無くなってしまうんだよ。
無駄な反応をしなくていいんだよと誰かに言って欲しかったものです。
この本は自分にとってもバイブルみたいなもので常に側に置いておきたい一冊だなと思っています。
皆さんも是非一度読んでみてください。
きっと現状の悩みがスッと薄れていくと思います。
反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」
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