2022年阪神タイガース総括!ストロングポイント編!(前編)

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スポーツ

さて今年も阪神タイガースの2022年の公式戦全日程が終わりました。

みなさんの開幕前の予想と結果はいかがでしたか?

実は私は勝率5割は難しいんじゃないかなって思って4位予想でした。すみません!

開幕9連敗から始まって今年もいろいろありましたが2022年の阪神タイガースをデータをみながら総括してみたいと思います。

この記事を読めば2022年のタイガースのストロングポイントがわかり来期の課題や戦い方を考えるヒントになると思います。

まずは前編から是非一緒にみていきましょう。

ストロングポイントはどこ?

2022年のタイガースを振り返るにあたって来期も武器にしたいストロングポイントに触れてみたいと思います。

何といっても2022年のタイガースの武器はこの2つでした!

  1. 機動力
  2. 投手力

では順番に見てみましょう。

セリーグナンバー1の機動力

今年も走りまくりました。チーム盗塁数はリーグ断トツの1位!

まずは盗塁数と成功率のデータをみながら振り返りましょう!

  1. 阪神   110個  成功率75.9%
  2. ヤクルト 69個   成功率67.0%
  3. 中日   66個   成功率74.2%
  4. 巨人   64個   成功率66.7%
  5. 横浜   49個   成功率55.7%
  6. 広島   26個   成功率47.3%

盗塁は敵なしで他チームを圧倒しています。

そして数だけじゃなく成功率も1番高くなっています。

すごいですよね?足の速いランナーが塁上にいるだけでピッチャーは相当神経を使います。

クイックで投げたり真っすぐ中心で組み立てしなければならなかったりです。

そう考えると足の速い選手が多くいるっていう事のプラスな部分は計り知れないですよね。

阪神ではセリーグの盗塁部門個人ランキング5位までに近本、中野、島田と3人入っています。

セリーグ上位5人の盗塁数と成功率です。

  1. 近本(神)30個 85.7%
  2. 岡林(中)24個 80.0%
  3. 塩見(ヤ)24個 77.4%
  4. 中野(神)23個 76.6%
  5. 島田(神)21個 80.7%

課題もありましたが今年この3人が並んだ上位打線は本当に魅力的でした。

近年に無いとてもわくわくする打線だったと思います。

岡田監督にはこの流れを来年も是非継続してほしいと思います。

ちなみにパリーグではロッテが132個も盗塁を決めています。

残念ながら12球団1とまではいきませんでした。

12球団ナンバー1の投手力

投手陣に関してはもう何も言う事はありません。

あらゆる項目で12球団1位、もしくはセリーグ1位の数字をたたき出しています。

防御率、ホールド セーブ 

  1. 阪神  2.67 127H 32S
  2. 中日  3.28 119H 42S
  3. 横浜  3.48 121H 42S
  4. ヤクルト3.52 123H 41S
  5. 広島  3.54 105H 32S
  6. 巨人  3.69 113H 40S

防御率は断トツ1位です。

逆になんでこれで勝率5割届かずの3位なの?って感じです。

ホールドも一番多くて中継ぎ陣の頑張りがみえてきます。

1つ気になるのがセーブ数の少なさです。

今年抑えが決まらなかったのが数字で出ていますね。

やはりスアレスの穴を埋める事が出来なかったという事です。

次に先発防御率と救援防御率です。

  1. 阪神   先発2.81 救援2.39 
  2. 中日   先発3.46 救援2.93
  3. 横浜   先発3.58 救援3.31
  4. ヤクルト 先発3.84 救援3.08
  5. 広島   先発3.66 救援3.32
  6. 巨人   先発3.64 救援3.80

各チームの戦いぶりがよく表された数字だと思います。

タイガース投手陣は先発、救援ともすごい数字が出ています。

特に救援投手の防御率はすごすぎて怖いですね。ほぼ無敵状態です。

そして次は被本塁打と与四死球、被打率、完投についてみてみましょう

  1. 阪神   83本  296四死球 .231率 15完投
  2. 中日   92本  417四死球 .231率 7完投
  3. 横浜   123本 440四死球 .239率 4完投
  4. ヤクルト 141本 419四死球 .252率 4完投
  5. 広島   127本 434四死球 .252率 7完投
  6. 巨人   123本 466四死球 .247率 4完投

もう頭が上がらなくないですか?

ホームランは打たれない、四死球は与えない、ヒットも打たれない、先発が最後まで投げる。

これでどうして勝てないのか。

その謎を解くデータが次にあげる項目です。

救援投手の勝ちと負けの数値です。

  1. 阪神   14勝 24敗
  2. 中日   24勝 14敗
  3. 横浜   25勝 16敗
  4. ヤクルト 31勝 17敗
  5. 広島   23勝 25敗
  6. 巨人   23勝 22敗

あれ?あれ?数字おかしくないですか?

タイガースの救援陣の防御率は最強の数値をたたき出していたはず!

そうなんです。他チームは救援陣が粘っている間に野手陣が点をとって逆転する試合があるんです。

阪神はそれが異常に少ないため救援陣が与えた最少失点がそのまま負けにつながる事が多いんです。

来期の課題が見えましたね。

よしろぐ的ポイント

盗塁に関して確かにタイガースはよく走って高い確率で決めていると思います。

先ほども書きましたが岡田監督にも是非継続お願いしたいと思います。

ただ、個人的に言えばちょっと物足りないんです。

セリーグトップで30個の盗塁数って少なくないですか?

盗塁の企画数自体が少なすぎるのではないかと思います。

あと、何個決めるかよりもどの場面で決めるかを考えて欲しいです。

勝負の決まった場面ではなく、例えば1点負けてて9回裏2アウト1塁でチャレンジ出来る選手が欲しい。

個人的には熊谷に期待してます。

投手陣はほぼ完ぺきなんですが、唯一の隙があるとすればクローザーですね。

今年は岩崎とケラーを使っていたけどやっぱりタイプが違うかなって思います。

ただ、来年は湯浅がいてるので改善の期待値高めです。

あの真っすぐは藤川球児なみの魅力たっぷりです。

まとめ

タイガースには最強の投手陣が揃っています。

先発、中継ぎに関しては12球団でナンバー1なのは疑う余地もありません。

抑えも来期は、2022年度のホールドポイントのタイトルホルダーの湯浅が務めてくれるので問題ないと思います。

走塁面もいくつか改善してほしいところはあるものの走れるスタッフが揃っており、今のよいところをいかして戦ってほしいです。

特に先述した3人には高いレベルで盗塁王を争ってほしいと思います。

課題としては投手データからも垣間見えた野手陣ですね。

後編は野手陣も踏まえたウイークポイント編を送りたいと思います。

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