今シーズンが始まって約2か月が経ちました。
交流戦前を一区切りにして阪神タイガース前半戦の戦いを振り返ってみたいと思います。
今回は攻撃陣について記入してみました。
いろいろ意見言いながら楽しんで読んでもらえたらいいなと思います。
宜しくお願い致します。
交流戦前の各チームの成績
まずは交流戦前の各チームの順位表です。
試合 勝 負 引 勝率
阪神 46 31 14 1 .689
横浜 44 24 19 1 .558
広島 46 24 22 0 .522
巨人 47 23 24 0 .489
ヤクルト 47 17 28 2 .378
中日 46 17 29 0 .370
阪神タイガース貯金17で交流戦に突入です。
前半戦は本当に楽しかったです。
佐藤輝選手の満塁ホームランとか中野選手のサヨナラタイムリーとか、言い出したらきりがないんですがTV見ながら毎試合わくわくしましたね。
それでは各チームの打撃成績へいってみたいと思います。
タイガースの基本打撃成績
打率 得点 本塁打 盗塁
阪神 .253 189 26 23
横浜 .263 178 41 8
広島 .249 165 33 20
巨人 .249 177 52 11
ヤクルト .229 160 43 27
中日 .239 123 18 10
〇数字はセリーグの順位になります。
まず打率は横浜の.263に次いでリーグ2位で、得点はリーグ1位です。
正直1年でここまで改善するとは思わなかったのですごいです。
ただここで気になるのが本塁打の少なさです。
前半戦46試合で26本なので約2試合に1本強の数字です。
1位の巨人は47試合で52本なので調度巨人の半分です。
本塁打で一気に得点というよりかはヒットと四球でいかに後ろへつないでつないで得点しているかがわかる指標です。
それと盗塁数ですが、リーグ2位とはいうものの23個は少ないですよね。
このペースでいくと年間72盗塁になります。
1試合あたり0.5個です。
ちなみに2022年は年間で110個で1試合あたり0.77個になります。
岡田監督の方針では盗塁は数より質でただ走るんじゃなくてどの場面でするかを大切にしているとのことです。
タイガース打撃ポイント
次に基本指標以外で気になる数値をピックアップしてみました。
犠打 犠飛 四球 併殺 出塁率 得点圏
阪神 36 20 166 24 .329 .286
横浜 27 9 127 49 .328 .289
広島 25 10 98 38 .298 .244
巨人 25 9 112 29 .302 .251
ヤクルト 31 9 148 36 .300 .193
中日 25 7 88 30 .285 .236
〇印はセリーグの順位です。
今年の前半を物語るような数字が並んでいます。
四球など出塁したランナーをダブルプレーをさけてうまく進めて犠牲フライなどの最低限の仕事でホームに返しています。
その証拠に四球と犠牲フライの多さが他チームを圧倒しています。
また出塁率もリーグ1位で(去年は中日と並んでセリーグ最下位)得点圏もチーム打率を大きく上回っています。
現状のところ打撃陣の進化には何も言うことありません。
今年の阪神打線の特徴
それでは今年の現時点までの阪神タイガースの打線の特徴を2つご紹介させていただきます。
2死からの得点が多い
今年の特徴として2死ランナー無しからの得点が非常に多いように思います。
残念ながらデータを集める事が出来なかったのですが、5月に特徴的な試合が3試合ありました。
まずは5月20日広島戦です。
9回裏2アウトランナーなしから大山選手の2塁打と佐藤選手敬遠で森下選手がサヨナラタイムリーの試合です。
この試合2塁ランナーの大山選手が全力疾走でホームまで帰ってきたのが印象的でした。
もう1つは5月24日のヤクルトとの試合です。
こちらは9回表2アウトランナーなしからノイジー選手三塁打と、大山選手敬遠のあと佐藤輝選手の逆転2点タイムリーでした。
確かノイジー選手のライトへのライナーを右翼手が見失って三塁打になるというラッキーが重なったものでしたね。
5月25日は9回表3対3で2アウトランナーなしから近本選手ヒット&盗塁で中野選手敬遠、ノイジー選手ヒットでつないで大山選手押し出しのあと佐藤輝選手が満塁一掃の3点タイムリーです。
近本選手の盗塁が非常に効いた攻撃でした。
印象的な部分が大きいのかもしれませんが、去年まではあきらめていた試合が最後の最後まで応援出来るようになっているのではないでしょうか?
多様な得点パターン
去年までは得点はクリーンナップや外国人に頼り気味でした。
でも今年ここまでは得点のパターンがほんとに増えています。
1番分かりやすい数字が1番近本選手と2番中野選手の打点の多さです。
特に近本選手は得点圏打率.487と異様な数値をたたき出しています。
下位の7~9番で作ったチャンスを1~2番で返すパターンが確立されているのと,その1~2番が高出塁率でつなぐので3~5番のクリーンナップで得点する事も出来ます。
また大山選手を中心にクリーンナップがチャンスメイク出来るのも強いですよね。
こうなってくると前半戦にキーになったのはやっぱり8番の木浪選手ですよね。
交流戦までの野手を勝手にランキング
ここで交流戦前までの野手ベスト5をあげてみたいと思います。
個人的な感想になりますのでどうかご容赦ください。
打点リーグトップの佐藤輝選手を入れたかったのですが、いろんな面から考えて前半戦は5位までに名前をのせれませんでした。
もちろん打点30は素晴らしい成績だと思うし、甲子園1試合2ホーマーも見事でした。
次回には必ず顔を出してくれると思います。
よしろぐ的ポイント
好調な阪神打線で一つだけ気がかりがあるとすれば「6番ライト」です。
ここだけが前半戦固定出来ていません。ミエセス選手、井上選手、島田選手、森下選手とその日の状況によって選手を使い分けています。
現状は出てきた選手がここぞってポイントで活躍しているのですが、どの選手もまだ信頼を得るところまではいってません。
今の打線がいつまでも好調で続くことは無いと思うのでそうなる前に6番ライトにめどをつけておきたいところですね。
まとめ
交流戦までの前半戦は打線に関しては去年から大幅に改善されています。
リーグ1位の数字がたくさん出ているのでこの調子で突き進んでほしいですね。
甲子園の岡田監督の勝利インタビューを聞くと、場面場面での相手を考えを読み切った戦略に驚かされることが多いです。
交流戦から後半戦も楽しみに応援していきます。
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